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大学教授


大学で教壇に立ち、専門誌に論文を発表し続ける大学教授。大学教授と小中学校や高校の先生との最大の違いは、彼らが教育行為のほかに、研究活動をおこなっている点ではないでしょうか。また、社会において重大事件などが発生した場合に、識者として意見を求められることも多いのがこの職業です。

大学で授業を持つのは、教授だけではありません。助教授・助手・講師なども、教壇に立つ場合があります。これらの仕事につくための道はさまざまですが、もっとも一般的なのは、大学を卒業後に大学院に進学して論文を書き、その研究成果と実績をもとに大学などの求人に応募して職を得る方法。多くの場合は、国内外の大学院において、修士号や博士号を取得しておくことが求められます。助手から助教授へとランクアップして、最終的に教授になるのが理想的なルート。特別な資格などは必要ありませんが、医学や薬学などの分野で教授を目指す場合、当然ながら医師や薬剤師の資格を取得しておくことが必要となります。また、映画監督やタレント、アナウンサーとして大成した人が、大学の講師としてまねかれたり、民間機関の優秀な研究者が教授に就任するケースもすくなくありません。

大学教授といっても、歴史学や経済学から医学・物理学にいたるまで、その種類はさまざま。必要な資質も多種多様です。ただし、多くの場合で求められるのは、旺盛な知的好奇心や探究心、基礎的な研究も投げ出さない根気、大学院生や助手としての下積み時代を耐えぬく精神力などでしょう。また、論文を執筆する文章力や、学会発表でのプレゼン能力、英語論文を読み書きする語学力なども、成功の大きなカギとなります。

大学教授の年収は、多い人なら1000万円以上。このほかに著書の印税収入や、テレビ番組の出演料なども入れば、かなりの高収入を得ることができます。ただし、ここまで成功する人はほんのひと握りにすぎません。下積み時代、多くの人は30歳前後まで大学院にのこる必要があり、その期間は収入はおろか、出てゆく学費のほうが大きい状態。また、助手や非常勤講師になっても、収入はかなり不安定です。一定の見習い期間の後は、ある程度は職業が保証される職人系の仕事とは違い、下積みが終わっても職を得られる可能性がけっして高くはないこの職業。リスクは小さくありません。生半可な気持ちではなく、自分の人生へのプランをしっかりと立てたうえで、この道にはいることが求められます。

昨今は少子化が進行しており、大学の教員の求人は先細り傾向。研究者といえども、専門分野のなかだけに引きこもった人ではなかなか職を得ることがむずかしいのが現状です。一般の社会人としての常識を持った教員が求められているといえるでしょう。