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中学校教員
中学校の3年間は、こどもがおとなへと成長しはじめる大切な時期。多感な生徒たちと直接にかかわり指導する中学校の教諭は、学科指導だけでなく、かれらの人格形成にも影響する大切な役目を負っています。
中学校の教諭になるためには、高校卒業資格を得て大学へと進み、教育学部を卒業して教諭の資格をとるのが一般的です。教育学部以外の学科から教員をめざす場合には、専門学科指導法、教育心理学、教育実習など、必要な教職課程の単位を取得すれば教諭の資格を得ることができます。公立中学の教諭となる場合は、各都道府県が実施する教員採用試験を合格することが不可欠で、私立中学などの場合には各校独自の採用基準を満たす必要があります。
ただ近年は少子化の影響もあってか、教員の採用枠はどこもきびしく、公立中学では競争率が4〜50倍にのぼることも。したがって、採用試験に合格しても赴任先がなく、待機となるケースも多いのが実情です。また、社会経験の豊富な社会人からの教諭公募が、新卒教諭の就職難に拍車をかけているともいえます。ただし、公立・私立ともに、学生時代にスポーツや芸術などで特筆すべき事績をあげている場合には、それが有利にはたらく場合もあるようです。
収入的には、公立中学の場合は周辺の地方公務員と同等の水準で、大卒で20万前後からのスタートとなります。私立中学の場合にはそれぞれの規程に応じての給与となりますが、公立中学よりは若干高めの傾向が。特に有名進学校の場合は公立中学の給与を大きく上回る場合もあります。
昔から、教師の仕事は聖職であるといわれており、それは現代においても変わりありません。教育現場の荒廃が取りざたされる昨今、たんに生活や社会的身分の安定のために教師を目指すような人では、この職業はなかなかつとまらなくなってきています。今、求められるのは生徒との信頼関係を築くこと。自分にも他人にも厳しい大人として確固たる信念を持って生徒に接し、ともに成長する心構えが必要でしょう。